Yayoi Filipski / フィリプスキー 弥生
ニューヨークを拠点に活動する日本人ラグデザイナー、テキスタイルアーティスト。
SumiYuri Studio設立者。
大阪に生まれ、2004年よりニューヨークを拠点に活動。日本で培った美意識と、ニューヨークの多様な文化や現代アートから受ける感覚を融合し、色彩、質感、構成、素材そのものの美しさを大切にしたラグデザインを手がけている。ラグを単なるインテリアアイテムとしてではなく、空間そのものの印象や空気をつくる存在として捉えている。
その芸術的な原点は幼少期に遡る。7歳より、日本の伝統芸能を、着物をまとい数多くの舞台に立ってきた。幼い頃から日本の伝統文化、美意識、所作、色彩に囲まれて育った経験は、現在の作品に見られるリズム、バランス、色への感覚、そして日本文化への深い意識へとつながっている。
その後、表現の場を現代音楽へと広げ、日本とアメリカで約20年間、ジャズボーカリスト、作曲家、ソングライターとして活動。音楽を通して培ったリズム、動き、反復、バランス、即興性といった感覚は、現在のデザインにも深く息づいている。
現在は、海外の熟練したラグ職人やメーカーと協働し、住宅、ホテル、商業空間などに向けたオリジナルラグを展開。ニュージーランドウールをはじめとする上質な天然素材を中心に、アートディレクション、素材研究、クラフトマンシップを融合させたものづくりに取り組んでいる。
SumiYuri Studioを通して、日本とニューヨーク、伝統と現代、アートとインテリアをつなぎながら、アーティストとしての視点から、空間に個性と物語をもたらすラグの可能性を追求している。